本ネットワークは平成17年4月26日に設立され、今年で13年目を迎えました。本会は東京都区部における災害時の透析医療を円滑に行うために、災害時情報伝達の手段の提供、訓練、自助公助を促す区民公開講座を通して、平時より災害時透析医療を行うための知識や技術を共有することを目的としています。
本年は13年目の節目にあたり、その活動・役割を改めて考えなおす時期に入ったと考えております。下図に示すように、東京都三多摩災害時透析医療ネットワーク、東京都臨床工学技士会とともに、新たに設立された東京都透析医会を中央におき、日本透析医会並びに東京都福祉保健局との連携を図ってまいります。都区部の災害に備えるだけでなく、全国災害の時にはその対応に積極的に参加していくことを目指します。特に施設間の連携の強化、各ブロックの行政を交えた災害訓練、災害セミナー開催はその活動の中心であり、透明性をもって活動してまいります。その任に当たりまして、酒井・菊地の両名で代表世話人を行うにあたり、皆さまのご意見、ご協力をぜひ賜わりたく存じます。
都内7ブロックの透析施設職員(事務職、看護職、臨床工学技士)、透析関連医薬、医療機器関連会社、関係都庁、区役所などの行政機関、さらには自衛隊、空港、港湾、警察、消防、水道、電気などの防災組織の皆様の橋渡しを行い、災害弱者の透析患者・家族の医療に万全を期してまいります。
都二次診療圏の区分けに従う
都二次診療圏の災害透析医療責任者でありブロックを統括する
東京都透析医会に設置されている三多摩腎疾患治療医会、東京都区部災害時透析医療ネットワーク、東京都臨床工学技士会の連絡協議会